eco住宅の住人

eco住宅の住人になるまでの経緯、ecoな家に住むコツ、工夫などなど

外断熱のモデルハウスに宿泊体験

住み替え計画を中断した3年半というときの流れは、
私が思っている以上に大きなものでした。


どの面下げて…と思いつつも、
ソーラーサーキット(外断熱)のU工務店に
「家の建築の検討を再開したい」と連絡をしました。
ところが、U工務店は、そのころ、倒産の危機にありました。
理由は、U工務店はソーラーサーキット事業は兼業で、
本業の事業が別にありましたが、
本業が立ち行かなくなったためと聞きました。


U工務店のソーラーサーキット部門の従業員の方々の多くが、
転職するT工務店を紹介してもらいました。
もちろん、ソーラーサーキットの家を建てています。
問題は、T工務店の本社は、我が家から100KM以上、
高速道路を使っても1時間半かかるところにあることでした。
しかし、他に自宅や購入した土地の近くには、
ソーラーサーキットの家を建ててくれる工務店はありませんでした。


夏休みに夫、下の子の3人で、T工務店の本社を訪問しました。
更に、T工務店本社近くにあるソーラーサーキットのモデルハウスに
お泊り体験をお願いしました。
7月下旬のとにかく暑い日でした。

モデルハウスの間取りは、
・リビング階段で、リビングの上は吹き抜けあり
・家の真ん中に中庭があり、
 1階は、洗面所、トイレ、お風呂とLDKが中庭を挟んで分かれている
・リビング階段を昇ったところに、2階に居室
 
住み心地は、

クーラーは朝までつけっぱなしでした。
ただし、家の中は開け放ったままでしたが、温度差は許せる程度でした。
普通の家では、クーラーをつけると、
クーラー近くは寒く、離れたところは蒸し暑いものですが、
ソーラーサーキットの家は、家中均一とまではいかなくても、
温度差は許容できると感じました。


T工務店の本社も訪問でき、モデルハウスにも宿泊でき、
ここでお願いしようと、私の中では、決まりました。


つづきはまた(^^)/

環境問題という追い風を受けて、再スタート

住み替え問題が振り出しになってからの我が家はといいますと、


・3か月後に、上の子が自宅マンション近くの高校に進学
・さらに1年後、夫の単身赴任終了
(その時、子どもは高2、中2でした)


買ったまま、放置した土地はといいますと、
夏場は、草が人の背丈以上になり、ご近所から苦情がでるようになりました。
自分でも草刈りをしましたし、業者にも年1回は頼みました。
また、家が建っていないため、固定資産税が割高なのも大変でした。


・さらに2年後、子どもが大1、高1となりました。


上の子は、家を出て、大学近くに下宿しました。
夫の勤務先も下の子の高校も、
自宅マンションからでも、購入した土地からでも通学時間が同じくらいで、
引っ越ししても負担にはなりませんでした。


そのころ、環境問題が社会的にもますます大きな問題となり、
大手メーカーも「外断熱」を取り扱い、CMも流れる様になりました。

外断熱の家にしたい私にとっては、
この3年半という時間は追い風となりました。


再び住み替えるを考えるタイミングが訪れたようです。
(というより、後で振り返ると、最後のチャンスでした)


つづきはまた(^^)


夫の中断宣言

「外断熱 VS 内断熱」の最後に書きましたが、
1割弱ほど外断熱が高くなりました。


間取りは、外断熱であることでの制約がないため、
(むしろ、家全体で冷暖房するため、開放的な間取りがとりやすい)
夫が私に外断熱をあきらめさせるほどの結果では
ありませんでした。


今度は私の反撃です。
外断熱は、住み心地がよい、環境に優しいなど色々な言葉で
夫を説得しようとしました。


ソーラーサーキット(外断熱)に決まるかという時に、
夫は、
「(今は)家は建てない」と宣言してしまいました(*_*;。
夫にとって、外断熱、内断熱に関係なく注文住宅は、
根本的に高いようでした。
100%満足できない家にこんなにお金をかけるより、
他のこと(車とか趣味とか…)に回した方が
人生が豊かになると考えたようでした。


また、当時は単身赴任中で、自分がすぐ住めるのでないことも
理由のひとつのようでした。
(「家族はどうでもいいの?」と反発しました)


土地購入から半年余り、我が家の住み替え計画は、
あっけなく終わりました。
私の落胆と夫への苛立ちは、言葉では表現できません。


しかし、上の子の高校受験が2ケ月後に迫っていたため、
気持ちを切り替え、受験の後方支援に集中することにしました。


つづきはまだありますよ(^^)