ソーラーサーキットの家は、着工から完成まで6ヶ月かかると,T工務店から説明がありました。
（普通の家は、4か月くらいのようです。）
工期が長いことは、ソーラーサーキットの欠点と言えますが、我が家にとっては、子どもの転校などの問題がなかったので、気楽でした。

「10月に着工、翌年3月末には完成。
　4月半ばには、引き渡しになるので、
　夫の休みがとりやすいゴールデンウイークに引っ越そう」
と段取りしていました。

前のブログでも書きましたが、資金繰りが大問題で、頭の中はそれでいっぱいでした。

2011年3月11日、その日は、内装も7割以上できて、新しい家での生活をイメージして、
ワクワクしている頃だったと思います。
その瞬間は、大阪市内の２０階建てのビルの上層階の職場で,パソコンで作業をしていました。
東京とのテレビ会議をしている同僚が、
「東京で大きな地震があったので、TV会議を中断した」
と机に戻ってきました。その数分後でした。
ゆっくりとゆっくりとビルが揺れました。

東日本大震災が、私の生活にどんな影響がでるのか、震災直後は、全くわかりませんでした。

私が注文したシステムキッチンを作っている工場が福島にあり、被災したため、納品が遅れているとの連絡がT工務店から入りました。

他のメーカーに変更するという話もでました。
内装はほどんど夫が決めた中、キッチンは私が選択した一番大きなものでしたので、あきらめがつきませんでした。

夫も
「被災地を応援するためにも変更はせず、復旧を待とう」
と言いましたので、引き渡しの延期を受け入れました。

他の部材も予定通り入ってこなくなったため、結局、引き渡しが、6月上旬になりました。
もう梅雨に入り、引っ越しには適さない季節になっていました。

つづきはまた(＠_＠;)